第二章 タイヤは本当に外れていたか? 第四章 逆転する時間
7 月 21

あなたは夢をご覧になりますか?
睡眠中に見る、あの「夢」のことです。
きっと見ますよね。私もよく見ます。

夢というのは不思議なもので、突然脈絡のないシーンにいきなり飛んだり、自分の役割やキャラクター、舞台設定まで突然変わったりして、なんとも不条理なものです。

ストーリーもあってないようなものですが、そういった面を除けば、起きているときの現実体験と遜色ないリアルさがあります。夢から覚めるまで、それが夢であるとは気付かないほどの…。

実は私、かつて夢に関連して驚くようなことを経験しました。

それまでの常識が音を立て崩れる…というより、木っ端微塵に吹っ飛ぶような衝撃的な経験でした。

それをこれからお話しします。

私はいつものように夢を見ていました。
(夢の内容についてはこの際どうでもいことですが、セクシーな夢でなかったことは確かです(笑))

いつもの夢と同じように、まるで現実の体験であるかのようにそれを経験していました。
つまり、そこで起こる出来事や場面同士のつながりが「現実ではあり得ない形」であるにせよ、現実と同じようにその夢の世界を体験していたということです。

ここまでは普通でした。
問題はこの後です。

夢を見ていた私は、いつものように目を覚ましたんですが、この時、思いもよらないことに気付きました。

なんと目が覚める寸前に見ていた夢のシーンは、夢のストーリーにおける「ラストシーン」ではなく、なんと「オープニングシーン」だったのです。

これだけでも意味不明なのですが、本当に驚いたのはこの後です。

それに気付いてから目が覚めるまでのほんのわずかな刹那、見ていた夢のそれぞれのシーンを、通常の時系列に沿って瞬時につなぎ合わせている自分を初めて観察したのです。

夢における時系列、つまりストーリーを作っていたのは、目覚める刹那の自分自身でした。

夢の中に時間はなかった。
それを目覚めた後でも時系列に沿ったストーリーとして解釈できるようにしていたのは、目覚める瞬間の自分による「瞬時の並べ替え作業」だったのです。

これによって、夢が何故あれほど不条理なのか理解できました。

本来、夢の中に時間はないのです。だからなんの制限もなく自由自在な経験ができる。
突然別の人物になったり、突然まったく違う場面の経験に移ったり。

ある意味直結です。

この経験を「起きている意識」によって解釈して認識するためには、その形に変換する必要があります。
それが目覚め直前の瞬間的な「時系列に整列」作業なわけです。

これによって夢は見かけ上、時系列に沿ったストーリーを持つことができ、場面のつながり等が(現実視点では)不条理であったとしても、後で反芻したり、人に話して聞かせることの出来る物語として、かろうじて形をなすわけです。

ところが実際の夢にはストーリーなんてない。

そこには直線上に一方向に進む「時間線」なんてものは存在していないのです。

だからこそ、通常の時間認識上では「一番最後」に「一番最初のシーン」を見ていたりする。

私はこのとき、ハタと気付きました。

「…ひょっとしたら、現実世界も同様じゃないのか?」

と。

(つづく)

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written by 108


13 Responses to “第三章 時間という幻想”

  1. 1. はぴお Says:

    新しい角度からの視点ですごく面白いです♪
    現実世界で明晰夢を体験しちゃおうってわけですね♪
    すごくわくわくしますね♪
    続きが楽しみです♪

  2. 2. 姫殿 Says:

    おもしろい!
    本来時間はなく物、事としての断片が全て在る。
    有限の人として時間が在ると感じるから現実世界に在るとき、過去からつなげて有限に未来を創ろうとするが、本来時間はないもの。過去は関係なく直結に選んで創れば良いってこと?
    ってこと〜っ!?

  3. 3. ルンルン Says:

    ただで読ませてもらってるのに
    早く続きを!
    なんて思っちゃってすみません。
    パラレルワールドの世界みたいで続きが楽しみです

    マンガの
    一コマずつをバラバラに読んで
    あたかも正当性があるようにあとから並べちゃってるんですね。

  4. 4. あい Says:

    今回も面白かったです!
    たしかに、夢では時系列がばらばらですね。
    「別の領域」においてもそうなんでしょうか。
    続きが早く読みたいですが、それまでこの記事について考察し、思いついたことを実践しようと思います。

  5. 5. 彩翠 Says:

    石井裕之が似たようなこと言ってますよね。

  6. 6. あわわ Says:

    108さん、凄い・・!あなたは何者ですか?世界の裏の裏まで見てしまうつもりですか? 世界の裏はハリボテですよ!
    なんか、「トゥルーマンショー」を見ている気分です。

    108さん、あなたがトゥルーマンだったんですね・・・!

  7. 7. チケットもぎもぎ Says:

    おもしろいことを言い出しますねw
    時系列によるものごとの把握は、本来の認識上では起こっていないとは。
    そして、そういわれても、感覚(実感)としては全くピンとこないのだがw

    さてさて。
    本来、ものごとはバラバラに起こっている(だからニュートラル)。
    でも、我々は瞬間技で物事を時間軸に並べ替え、ストーリーを作り、認識している。
    そして、こういう手続きによって物事を理解できる形に整えることだできる。

    ということは、我々は、意識的であれ無意識的であれ、真っ白な新しい経験に解釈を加え色づけをして、過去の時間軸の延長に組み込む形でしか向かえることができない。今という時に起きている真新しい経験を、それがあるがままに迎え入れることはできないと思うわけよ(それがばできれば、夢みたいな理不尽で理解不能なものになるわけでw。それとも可能なんだろうか?。今メソッドみたいに思考を止めるのは一手だと思うが)。

    ここでムクムクわいてくる疑問が、直結メソッドとの関連ですが、
    今ここで直結をしたとしても、我々が生きていくうえで時間軸によって認識するという性があり、恐らく誰もがそれから自由になれない以上、直結の感覚をもちつづけることはできないのでは?
    だからこそ、第1章で108さんがいわれたように、「今望む自分になったぞ」と選択をしても、すぐに思考が働いてしまい、直結を解除してしまうという部分につながると思うのですが?

  8. 8. 108 Says:

    108さんへ。

    私の願望は「働かなくても生きられる」ことです。

    去年の九月、チケットを購入しました。
    凄いと思いました。
    実践しました。「完璧だ」と。

    バスが都合よく停まってくれました。
    気づかぬところから10万見つかりました。
    卒業する先輩がDSと電子辞書と関数電卓とヘッドホンをくださいました。
    父方のおばあさんに1万円いただきました。

    これらは今年の3月くらいまでに起きたことです。
    本当にありがとうございました。

    私は就職活動中の大学院生でした。それなりにバイトもしていました。
    しかし、働きたくない思いから、軽い気持ちでバイトを辞めました。
    就職活動は、不審に思われないように、全然しないということはありませんでしたが、
    この時勢に3社しか受けませんでした。「受からなくてもいい」と思っていたら、そのとおりになりました。

    それとは別に、以前は期限ギリギリでもやっていた大学院の研究活動ができなくなりました。病気など特別理由があるわけではありません。ただ「やりたくない」という気持ちを肯定しているうちに、自然とできなくなりました。無理にやろうとすると、ものすごく嫌な感情や思考があらわれて何もできなくなります。感じ切ったり、セドナでリリースできるレベルではありません。瞑想も一時しのぎで、日常に戻ればすぐに問題が浮き上がります。そもそも、やりたくないのですから、リリースしてしまって、もしまた「頑張ろう」とか思ったらどうしようと思います。もう頑張りたくないのです。

    そうしているうちに、大学院にいけなくなりました。課題を行わず、催促を無視し、もう2ヶ月ほど無断で休んでいます。
    ここまでくると休学したり、辞めたりしたほうがいいのかも知れませんが、奨学金を使っており、その一部で家の生活をまかなっているため、これがストップされると生活できなくなり、辞めることも出来ません。

    次第に貯金が底をつき始めました。
    大学に通うのだって、一回1000円かかるのです。
    残金は8000円です。せいぜい自殺用の機材を揃えられる程度です。

    就職活動もせず、借金まみれの親に毎日おまんま食わせてもらっていると、考えることも変わります。
    ごはんを食べると「金を払え」
    扇風機をつけると「金を払え」
    クーラーをつけると「金を払え」
    水を飲むと「金を払え」
    風呂にはいると「金を払え」
    パソコンをつけると「金を払え」
    何もしたくなくなります。
    親は何も言いませんが、不安なことくらいはわかります。
    昨日ついに「いい加減心配させるのはやめてくれ」と言われました。
    しかし、何も出来ません。

    恐怖から「結局は働かなくちゃいけなかったのか」とあきらめても、明日の企業の説明会の履歴書もかけません。最後まで書ききらないうちに、書けなくなります。嫌な気持ちと睡魔が出てきて、負けます。昔は押し殺せていましたが、今はもう勝てません。またキャンセルすることになるでしょう。

    108さん。
    本当に、今は完璧なんでしょうか。
    本当に、「働かなくても生きられる」んでしょうか。
    今、エゴが悲鳴を上げています。しかし、もしかしたら無理にでも履歴書を書いて、「どうせ働かなくてはいけないんだよ」といって歩き出すかも知れません。
    少なくとも今はそんなことできません。しかし、周りに迷惑をかけまくっていますから罪悪感と希望の喪失で自殺知識ばかり集めてしまいます。それ以外の時間はほとんど寝ています。どうにかなる前に死んでしまいそうです。

    私は眠りたいだけなんです。長時間眠れる、考えることを極力必要としない、穏やかな中で生きたいだけなんです。それができるのなら他のものは全部捨てます。しかし、働くことが条件ならば、詰みです。

    108さん。
    やはり「何もしない」のはいけなかったのですか。
    最低限「働かなくては」いけなかったのですか。
    死を覚悟する一歩手前に来てまでも、私はそれを得る資格がなかったということですか。
    それとも、その資格を得るために一番楽な方法が働くことだったのですか。
    死ぬ気ならば、働くことくらい出来るという意味だったのでしょうか。
    だとしたら、詰みです。
    どうしても、絶対に、働きたくありません。

    今、どうすれば、いいのですか。

    もうそろそろ、無理そうです。
    どうか、教えてください。

  9. 9. N Says:

    「時系列に沿って繋ぎ合わせている」 ← これ自体を実は寝た直後にやっていた可能性もありますね。w

  10. 10. takesi Says:

    絶賛している人たちには悪いですが、
    時間が自我による幻想であることは、
    インド聖者系の本とかにも良く出てくる話です。
    恐らく108さんも以前にその情報をどこかで得ているはずです。
    108さんの頭の片隅に残るそのかすかな記憶が、
    108さんにそのような体験を錯覚させたということは考えられないでしょうか?
    そして、そのような夢の中での体験を元に現実を解釈していくことは
    果たして本当に正しいのでしょうか?
    個人的に単なる読み物としては面白いですし、次回も楽しみにしていますが、
    108さんのこの体験が、まるで世界の真理を言い得てる、
    何かヒントのように扱われることについては、とても疑問が残ります。

  11. 11. beautiful Says:

    夢で衝撃的多体験!!というのは誰もが毎日のように
    しているのでは?そして夢のストーリーにそもそも
    オープニングもエンディングも無いですよね?
    映画のように成人してからの場面が冒頭にあり回想シーンのようにむかしの場面が来る。夢なら(映画でもドラマでも)ふつうにありますよね?!
    夢でびっくりするのでなく日常の中で驚くような事が
    起きた話しも聞かせてほしいです。夢の中では誰もが壮絶に荒唐無稽な体験しているはずですから。

  12. 12. kirito Says:

    どこか酔歩する男の理論と同じ匂いがする
    一度読まれてみてはどうでしょうか

  13. 13. マホウノツエ Says:

    私もしばしば因果の因が果の後から起きる経験をよくします。しばしば、順番が変なんだよね、といって、経験したことを人に話しますが、相手は軒並みポカン顔の無反応です。スピリチュアルな人に話しても、共感が得られたことはありません。

    夢はほとんど見たことがありませんが、

    逆に、

    こういう映像は夢で見るよね、というのを起きて普通に生活している時に見ます。

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